ヴァロリスは、南フランスのコートダジュール(“紺ぺき海岸”の意味)にある温暖な街。
パブロ・ピカソ(1881-1973年)がここで開かれていた国際陶芸展を見てその魅力に引かれ、自分でも楽しさいっぱいの陶芸作品を生み出したのは、第二次世界大戦が終わって間もない1947年からのことでした。
ピカソがこの地で制作した陶芸には「生命力」と「遊び心」があふれ、彼の作品の中にひとつの世界を形作っています。
今回の展覧会には、ピカソが作った母型から生みだした限定番号入りのオリジナル作品「アンプラント・オリジナル・ピカソ」と、ピカソの原作をもとに陶工が限られた数だけ制作した「エディション・ピカソ」を合わせて148点展示するほか、版画(リトグラフ)によるアートポスター22点も紹介します。 また展示室の中には、だれでも自由に参加できる紙皿スケッチコーナーや、陶器の皿などに絵付けするコーナーを設けるなど、展示とワークショップが一体になった展覧会です。

巡回情報

1998年4月14日~5月17日
福井市美術館
1999年4月3日~5月16日
芸術の森美術館
1999年5月22日~6月20日
釧路市生涯学習センター・アートギャラリー
1999年7月17日~9月5日
ハウステンボス美術館
1999年12月4日~12月26日
岩手県民会館
2000年7月20日~9月3日
氷上町立植野記念美術館
2000年9月30日~11月12日
富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館
2001年4月20日~6月3日
石川県七尾美術館
2001年7月20日~9月2日
茨城県陶芸美術館
2002年10月5日~12月1日
成羽町美術館

業務内容

展覧会企画、図録企画・デザイン・編集・制作、展示レイアウトおよび什器デザイン、グラフィックパネルデザイン・制作

会場写真