古代から中央アジアのオアシス都市は、東西文明が交差するシルクロード交易路の重要なポイントとして、文化の繁栄を担ってきました。 大ティムール朝が栄えた魅惑のサマルカンド、神秘の都ヒワ、永遠なる古都ブラハーなど現在のウズベキスタン共和国に今も残る各都市とその遺跡は、はるか古代の商人たちがたどったシルクロードの足跡を、現代の私たちにも思い描かせてくれます。
また、シルクロード=絹の道という言葉が持つイメージから、さまざまな商品が通過していったという印象を与えがちですが、これら都市では、絹織物や金工品、陶器をはじめとする美術工芸品も生産されていました。
本展では、ウズベキスタン、タジキスタンなど中央アジアの美術工芸品を中心に、イスラム美術の真髄をご紹介します。

巡回情報

北海道立函館美術館
2006年5月20日(土)~2006年7月9日(日)
北海道立帯広美術館
2006年7月15日(土)~2006年8月30日(水)

業務内容

展覧会企画、海外借用コーディネイト、図録企画・デザイン・編集・制作

会場写真