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ヘリット・トーマス・リートフェルト(1888-1964)は、20世紀のデザイン史に大きな足跡を残したオランダの家具デザイナーです。現在も生産されている「赤と青の椅子」、今年で竣工80年を迎えた世界遺産の「シェロイダー邸」は、伝統的な木工技術と独自の新しいアイデアに基づく名作であり、手造りによる楽しいライフスタイルの提案として、長く世界の人々に愛されてきました。これまでリートフェルトは、オランダの近代デザイン運動「デ・ステイル」のメンバーとして、どちらかと言えば前衛的な建築家と考えられがちでしたが、本展は、リートフェルトの隠れた本質―職人性、温かみ、ウィット、使いやすさ、単純さなどについて、実際に触れることにできる家具、三次元的なインテリア展示、大人も子共も楽しめるワークショップなどを通じて、分かりやすくご紹介します。

巡回情報

2004年1月17日(土)~3月21日(日)
府中市美術館
2004年3月28日(日)~5月23日(日)
宇都宮美術館

業務内容

展覧会企画、海外借用コーディネイト、図録企画・編集・制作、展示プランおよび映像・CG制作企画

特別協力
ユトレヒト市立美術館
協力
株式会社カッシーナ・イクスシー/学校法人環境造形学園ICSカレッジ オブ アーツ/ソニーPcl株式会社/株式会社SONY/株式会社竹尾

会場写真