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芹沢銈介(1895〜1984)は、民芸運動の創始者・柳宗悦と出会い、陶芸家の浜田庄司、河井寛次郎らとともに民芸運動に参加しました。また、沖縄に伝わる紅型の美しさに深い関心を持ち、従来の技法と違ったきわめて独創的な型絵染めを考案、1956年(昭和31年)には重要無形文化財(人間国宝)に認定され染色家としての地位を築きます。
伝統を踏まえながらも常に時代に合った新しい感覚を持ち続ける作品は、単に染色の世界にとどまらず日本の『意匠』に大きな影響を与えたともいえます。
生誕110年を記念して開催する本展では、初期から晩年にわたる業績を暖簾、着物、屏風、額、書籍、コレクションなど約300点にて紹介するとともに、生前作品を制作していたアトリエを再現します。

巡回情報

2005年1月2日(日)~1月23日(日)
名古屋・松坂屋美術館
2005年2月5日(土)~2月27日(日)
横浜・そごう美術館
2005年4月28日(火)~5月5日(木)
日本橋・高島屋
2005年7月16日(土)~8月21日(日)
MIHO MUSEUM
2005年9月3日(土)~10月16日(日)
米沢市上杉博物館

業務内容

展示プランおよび什器デザイン、グラフィックパネルデザイン・制作

会場写真