1963(昭和38)年に誕生した「ぐりとぐら」(福音館書店)は、45年経った今でも世代を超えて愛され続けています。もちろん、長く読み継がれてきた絵本は「ぐりとぐら」だけではありません。「だるまちゃんとてんぐちゃん」「はじめてのおつかい」「うさこちゃん」シリーズ(福音館書店)「11ぴきのねこ」「わたしのワンピース」(こぐま社)「ひとまねこざる」(岩波書店)「いないいないばあ」(童心社)「100万回生きたねこ」(講談社)「はらぺこあおむし」(偕成社)「ねずみくんのチョッキ」(ポプラ社)等々。親から子へ、子から孫へ―。それはまるで、かつて昔話が幾世代にもわたって語り継がれてきたように、名作絵本も脈々と受け継がれているのです。そして、日々生まれる新しい絵本たちもやがては次の世代へと読み継がれていくでしょう。
本展では、そんな幾世代にも愛され続けている「ぐりとぐら」等のロングセラー絵本の世界を疑似体験できるジオラマや、オブジェなどを展示する他、戦後絵本の歴史を紹介します。

巡回情報

かごしまメルヘン館
2009年7月3日(金)~8月31日(月)

業務内容

展覧会企画、展示プランのデザイン・設計、オリジナルグッズ企画・デザイン・制作

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