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ポップアートは、1950年代にイギリスで誕生後、アメリカに渡って60年代に全盛期を迎えた新しい芸術の枠組みです。アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインをはじめとするポップアートの作家たちは、日常品のイメージやオブジェ、新聞、漫画、広告といったメディアの手法を柔軟に取り入れ、単純化されたわかりやすい魅力的な作品として表現していきました。そこは作家性を匿名化し芸術を大衆の生活と結びつけるものとして、また、アメリカ大衆文化が持つ、豊かさの賛美と同時に大量消費社会に対しての警告を見出すこともできたため、世界中から大きな関心と話題を呼び起こしました。
本展では、現代社会における大衆文化を今一度見つめ直す機会として、戦後アメリカにおける大量生産・消費という時代性を、徹底したクールなスタイルでイメージ化することに成功したポップアートの作家とその作品を紹介します。
巡回情報
福井市美術館
2015年5月30日(土)~7月12日(日)
佐世保市博物館島瀬美術センター
2015年7月18日(土)~8月31日(月)
業務内容
展覧会企画、グラフィックパネルのデザイン・制作、図録企画・編集・デザイン・制作、広報物デザイン・制作