大川美術館は、群馬県桐生市出身の実業家、大川栄二氏が約40年にわたって収集した国内外の作家の作品をコレクションの核として、平成元年、桐生市に開館しました。本展では、同館が所蔵する20世紀アートに焦点を当て、約120点を一挙公開します。

20世紀は、美術の世界では個性の表現への関心が高まった時代でもありました。まず第一次世界大戦後のパリには世界各地から画家たちが集まり、美術が一斉に花開きました。第1部では、この時代の代表的な画家として、ルオー、マリー・ローランサン、ユトリロ、ブラック、ピカソ、シャガールなどの作品をとりあげます。

第二次世界大戦の終結後は、戦後復興と経済的な繁栄を背景に、美術の舞台がパリからニューヨークへと移っていきました。ベン・シャーンやアメリカに学んだ日本人画家たち、マルチアーティストとして活躍したウォーホル、草間彌生らの登場にいたるまで、多彩な作品の数々をご覧いただきます。

巡回情報

郡山市立美術館 2023年4月15日〜6月11日

業務内容

展覧会企画