繊細な輝き、色あざやかな優美さで女性たちを魅了してきたビーズ・アクセサリー。なかでも、わずか数ミリの世界に無限の広がりをみせるヴェネツィアン・ビーズは、その美しさと価値の高さから“アドリア海の女王”と称賛され、世界中の人々に愛されています。
本展では、世界有数のヴェネツィアン・ビーズのコレクションを誇る北鎌倉小瀧美術館から、今なお色褪せることのないアンティーク・ビーズ・ジュエリーと、ミリアム・ハスケル、シャネル、スキャッパレッリ、ディオールなどのコスチューム・ジュエリーの逸品あわせて約500点、さらにはヴェネツィアン・ガラスの究極の技術が吹き込まれたガラス工芸品を一堂に展示します。かつて名もない女性たちの手によって生み出された精緻なヴェネツィアのビーズが、工芸品の域を超えてジュエリーとして昇華し、ファッション・モードの最前線にあったコスチューム・ジュエリーとして新たな生命を吹き込まれるまでのルーツをたどります。

松坂屋美術館
2006年1月2日（月）～1月24日（火）
福岡市博物館
2006年3月4日（土）～5月7日（日）
そごう美術館
2006年6月16日（金）～7月17日（月）
ハウステンボス美術館
2006年11月3日（金）～2007年1月8日（月）
熊本県立美術館
2007年7月20日（金）～8月31日（金）

展覧会企画、図録企画・編集・デザイン・制作、展示レイアウト、共通什器デザイン・制作、グラフィックパネルデザイン・制作